この記事を書いた人

日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定リウマチ医資格を持ち、医師として約10年医療現場に立つ。
特に整形外科の分野に力をいれており、2026年夏頃に東京都西部地域でクリニックを開業予定。
当クリニックでは、骨密度検査を実施しております。
目次
ご自身の骨密度はしっかり把握しましょう
骨は見た目では分かりませんが、毎日少しずつ古い骨が壊れ、新しい骨に作り替えられています。
しかし、作り替えのバランスが崩れると骨がスカスカになり、骨粗しょう症などで骨折しやすくなります。
- 骨は常に入れ替わっている
- 加齢などでバランスが崩れると骨が弱る
- 骨粗しょう症のリスクが高まる
→自分の骨の状態を知ることが、健康維持の第一歩です。
ケガや病気をする前に、将来の予防のために
骨の状態が弱いままだと、転んだだけでも骨折してしまうことがあります。
骨は痛みやしびれなどの「サイン」を出さないため、気づかず放置してしまう人も少なくありません。
- 弱った骨は骨折・腰痛の原因になる
- 骨折して初めて気づくことも多い
- 将来の健康のために早めの確認が重要
→病気になる前に骨の健康をチェックしましょう。
女性の方は60歳ころから定期的に検査を
女性ホルモンは骨の強さを保つ役割がありますが、閉経を境に急激に減少します。
この時期から骨密度も低下しやすくなるため、定期的な検査をおすすめします。
- 閉経後は骨密度が急に下がることがある
- 60歳ころから骨密度検査を習慣に
- 1年ごとの定期検査が安心
→「今の骨の強さ」を知ることで予防策を立てられます。
60歳以上のご家族を持つ方へ
60代の5人に1人、70代では3人に1人が骨粗しょう症といわれています。
骨折は生活の質を大きく下げ、最悪の場合は介護が必要になることもあります。
- 骨折で寝たきりになるリスク
- 生活の質(QOL)の低下
- 要介護になる前に予防が大切
→定期的な骨密度測定で、将来の備えをしましょう。
検査のご案内
当クリニックでは、DXA法という高精度の検査で骨密度を測定します。
横になって10分ほどで終了し、体への負担も少なく安全です。
- 精度の高いDXA法で測定
- 短時間・少ない負担で完了
- 結果に基づき治療や生活指導が可能
→検査で得たデータをもとに、骨の健康を守ります。
健康診断で骨密度検査を受けている方も
健康診断の検査は簡易的な方法が多く、精度が不十分な場合があります。
当院の検査はより正確な結果が得られ、保険適用も可能です。
- 健診は超音波法が多く精度に差がある
- 当院のDXA法はより精密な結果
- 保険適用で費用負担も少ない
→健診で異常がなくても、一度精密検査を受けてみましょう。
院長からのひとこと
骨は目に見えないため、健康だと思っていても実は弱っていることがあります。
骨密度検査は痛みもなく簡単にできますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
早めに対策することで、将来の骨折や寝たきりを防げます。
関連リンク
・骨粗しょう症について(当院コラム)
よくあるご質問
いいえ。横になるだけで痛みはありません。
女性は60歳ころから、男性は70歳ころからがおすすめです。
食事・運動の指導やお薬で骨の減少を防ぐ治療を行います。
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