この記事を書いた人

日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定リウマチ医資格を持ち、医師として約10年医療現場に立つ。
特に整形外科の分野に力をいれており、2026年冬頃に千葉県北西部でクリニックを開業予定。

変形性膝関節症について知っておきたいこと

半月変形性膝関節症は、年齢や長年の負担によって、ひざのクッション(軟骨)がすり減り、関節に炎症や変形が起こる病気です。

特に中高年の方に多く、日常生活の中で少しずつ症状が出てきます。

  • 年齢とともに起こりやすい
  • 長年のひざへの負担が影響する
  • 軟骨がすり減ることで痛みが出る

→ 「クッションが減ることで起こる、ひざのトラブル」です。

どんな症状が出るの?

症状の出方には個人差があり、同じような状態でも痛みの強さは人それぞれです。

初期は違和感程度ですが、徐々に痛みや動かしにくさが出てきます。

  • 歩き始めにひざが痛い
  • 階段の上り下りがつらい(特に下り)
  • 正座やしゃがむ動作が難しい
  • ひざが腫れる、むくむ感じがある

→ 「動き始めや負担がかかると痛い」のが特徴です。

なぜ起こるの?

ひざのクッション(軟骨)がすり減ることで、骨同士がこすれやすくなり、炎症や変形が起こります。

  • 加齢による変化
  • 筋力の低下(特にもも前の筋肉)
  • 体重増加による負担
  • 過去のけが(骨折・靭帯・半月板)

→ 「負担の積み重ね」が主な原因です。

放っておいて大丈夫?

初期は痛みが軽く、「年のせい」と放置されることが多いですが、進行すると日常生活に支障が出てきます。

  • 痛みがだんだん強くなる
  • ひざの動きが悪くなる
  • 腫れや水がたまる
  • 歩くのがつらくなる

→ 早めの対応で進行を抑えることが大切です。

何科に行けばいい?

整形外科での診察をおすすめします。

  • レントゲンで関節の状態を確認
  • 必要に応じて追加検査
  • 状態に合わせた治療を提案

→ まずは正確な診断を受けましょう。

やってはいけないこと

痛みがあるときに無理をすると、症状が悪化することがあります。

  • 痛みを我慢して動き続ける
  • 急に強い運動をする
  • 体重増加を放置する
  • 自己流の無理なトレーニング

→ 「無理をしない・負担を減らす」が基本です。

治療とリハビリのポイント

症状や進行の程度に合わせて、段階的に治療を行います。

  • 運動療法(筋力トレーニング)
  • サポーターや杖の使用
  • 痛み止めや注射(ヒアルロン酸など)
  • 生活動作の改善

→ 正しく続けることで、進行を抑えることができます。

予防と日常生活のポイント

日常生活の工夫で、ひざへの負担を減らすことができます。

  • 体重管理
  • 太ももの筋肉を鍛える
  • 正しい姿勢・歩き方
  • 無理のない運動習慣

→ 「毎日の習慣」がひざを守ります。

院長からのひと言

変形性膝関節症は、早めに対処すれば進行をゆるやかにすることができます。

「年だから仕方ない」と我慢せず、痛みが出た段階でしっかりケアすることが大切です。

ひざに不安がある方は、お気軽にご相談ください。

関連リンク

  • ひざのセルフケアについて ①ニーイン対策 ②その他の対策
  • 当院でのリハビリテーションについて
  • 注射治療について
  • PRP治療について

よくあるご質問

Q
完全に治りますか?
A

軟骨は元に戻りませんが、痛みはコントロールできます。

Q
注射は効きますか?
A

症状によっては痛みの軽減に効果があります。

Q
運動した方がいいですか?
A

無理のない範囲での運動はとても大切です。

まとめ

  • 加齢や負担でひざのクッションがすり減る
  • 動き始めや階段で痛みが出やすい
  • 早めの対応で進行を抑えられる
  • 運動と生活習慣がとても重要

→ 「年のせい」と放置せず、早めに対策しましょう。

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