この記事を書いた人

日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定リウマチ医資格を持ち、医師として約10年医療現場に立つ。
特に整形外科の分野に力をいれており、2026年冬頃に千葉県北西部でクリニックを開業予定。

膝のセルフケア(ニーイン以外の原因)

膝の痛みは、関節・筋肉・靭帯などに負担がかかることで起こります。
特に多いのが「ニーイン(膝が内側に入る動き)」による負担です。

  • 歩くと膝が内側に入る
  • 階段で膝が痛む
  • スポーツで膝が不安定

→ 膝だけでなく「股関節・体幹の使い方」が大きく関係しています。

ニーインとは?なぜ膝が痛くなるのか

ニーインとは、動作中に膝が内側に入る状態です。

これにより膝関節にねじれのストレスがかかります。

  • 着地やスクワットで膝が内側に入る
  • 股関節がうまく使えていない
  • お尻の筋肉(中殿筋など)が弱い
  • 体幹が不安定

→ 膝がねじれることで、軟骨や靭帯に負担が集中します

こんな症状はニーインが関係しているかも

膝の痛みの中でも、以下はニーインとの関連が強いです。

  • 階段の下りで痛い
  • 長時間歩くと膝の内側・前が痛む
  • ランニング後に痛みが出る
  • スクワットで膝が内に入る

→ 動きのクセを改善しないと、痛みが繰り返します

膝が痛いときにやってはいけないこと

痛みがある時期に負担をかけると悪化しやすくなります。

  • 無理に運動を続ける
  • 痛みを我慢してスクワット
  • 膝だけを鍛えようとする
  • ストレッチだけで済ませる

→ 膝単独ではなく「全身の使い方」を見直すことが重要です

膝のセルフケア(ニーイン対策)

ニーイン改善には「股関節・体幹・動作」の3つがポイントです。

① お尻の筋肉トレーニング(中殿筋)

説明:膝が内側に入る原因の多くは、お尻の筋肉の弱さです。

  • 横向きで脚を上げる(ヒップアブダクション)
  • チューブを使った外開き運動
  • 片脚立ちトレーニング

→ 「膝ではなく股関節で支える」意識が重要

② 体幹トレーニング

説明:体幹が弱いと、骨盤がブレて膝が内側に入りやすくなります。

  • プランク
  • 片脚バランス
  • デッドバグ

→ 体の軸を安定させることで膝の負担が軽減

③ 正しい動作の練習(ここが最重要)

説明:筋トレだけでは不十分で、「使い方」を変える必要があります。

  • スクワットで膝とつま先の向きを揃える
  • 膝を外に軽く開く意識
  • 鏡でフォームチェック

→ 「膝がつま先より内に入らない」が基本

④ 柔軟性の改善

説明:股関節や足首が硬いと、代償でニーインが起こります。

  • 股関節ストレッチ
  • 太もも前後のストレッチ
  • 足首の可動域改善

→ 動きやすさを作ることも大切

治療とリハビリのポイント

  • 痛みが強い場合はまず炎症を抑える
  • フォーム改善が最優先
  • 筋トレだけでなく動作指導が重要
  • 必要に応じてインソールやサポーター

→「鍛える+動きを変える」の両方が必要です

院長からのひとこと

膝の痛みは「膝だけの問題ではない」ことがとても多いです。

特にニーインは、放置すると再発を繰り返します。

当院では、痛みを取るだけでなく「再発しない体の使い方」までしっかりサポートしています。

関連リンク

  • 体幹トレーニングについて
  • 当院でのリハビリテーションについて

よくあるご質問

Q
膝が痛いときは安静がいい?
A

強い痛みがある時は安静が必要ですが、改善には運動療法が重要です。

Q
サポーターは効果ありますか?
A

一時的な安定には有効ですが、根本改善にはなりません。

Q
再発防止には何が大切?
A

股関節・体幹・動作改善の3つです。

まとめ

  • 膝の痛みの多くはニーインが原因
  • 膝だけでなく股関節と体幹が重要
  • 筋トレ+動作改善が必要

→ 「痛みを取る」だけでなく「動きを変える」ことが再発予防のカギ!

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