脊椎椎体圧迫骨折について知っておきたいこと

脊椎椎体圧迫骨折とは、背骨の一部がつぶれてしまう骨折です。

高齢の方に多く、骨が弱くなっていると、転倒だけでなく軽く尻もちをついた程度でも起こることがあります。

  • しりもちをついた
  • 転倒した
  • 重い物を持ち上げた
  • 特に思い当たるケガがないのに急に背中や腰が痛くなった

→ 高齢者の急な腰痛・背部痛の原因として非常に多い骨折です。

背中や腰が痛いけど、ただのぎっくり腰ではないの?

圧迫骨折は、ぎっくり腰と症状が似ていることがあります。しかし骨折の場合は、動いたときの強い痛みが長く続くことが特徴です。

  • 起き上がると強く痛む
  • 寝返りがつらい
  • 歩くと響く
  • 安静にしていても痛みが続く
  • 高齢者で骨粗しょう症がある

→ 「ぎっくり腰だと思っていたら骨折だった」というケースも少なくありません。

圧迫骨折を放っておくとどうなる?

軽症で自然に治る場合もありますが、放置すると背骨の変形が進むことがあります。

  • 背中が丸くなる
  • 身長が縮む
  • 慢性的な腰痛が残る
  • 次の骨折が起こりやすくなる
  • 日常生活の動作が難しくなる

→ 早めに診断を受けることで、変形や再骨折の予防につながります。

圧迫骨折が疑われたら何科を受診すればいい?

まずは整形外科を受診してください。

  • レントゲン検査
  • 必要に応じてMRI検査
  • 骨粗しょう症の評価
  • コルセット治療やリハビリの提案

→ 痛みの原因を正確に調べることが大切です。

圧迫骨折をしたときにやってはいけないこと

骨折直後は無理な動作を避けることが重要です。

  • 無理に動き続ける
  • 重い物を持つ
  • 痛みを我慢して運動する
  • 自己判断で放置する
  • 強いマッサージを受ける

→ 骨が安定するまでは安静を心がけましょう。

圧迫骨折の症状チェック

次のような症状がある場合は圧迫骨折の可能性があります。

  • 急に背中や腰が痛くなった
  • 起き上がる時に激痛がある
  • 寝返りができない
  • 歩くと痛みが強くなる
  • 身長が縮んだ気がする
  • 背中が丸くなってきた

→ 高齢者の急な腰痛は骨折を疑うことが大切です。

圧迫骨折は骨粗しょう症のサインかもしれません

圧迫骨折を起こした方の多くに、骨粗しょう症が隠れています。

  • 骨密度が低下している
  • 転倒しなくても骨折することがある
  • 背骨の骨折を繰り返しやすい
  • 太ももの付け根や手首の骨折リスクも高くなる
  • 早期治療で再骨折を予防できる

→ 圧迫骨折が見つかったら、骨折の治療だけでなく骨粗しょう症の検査・治療も受けましょう。

圧迫骨折の治療方法

多くの場合は手術をせずに治療します。

  • コルセットによる固定
  • 痛み止めの使用
  • 日常生活動作の指導
  • リハビリテーション
  • 骨粗しょう症治療

→ 骨折を治すだけでなく、再発予防も重要です。

リハビリのポイント

痛みが落ち着いてきたら、体力や筋力を回復していきます。

  • 歩行練習
  • 姿勢の改善
  • 背中や体幹の筋力強化
  • 転倒予防トレーニング
  • 日常生活動作の練習

→ 適切なリハビリが再骨折予防につながります。

院長からのひと言

圧迫骨折は「年齢のせい」「ただの腰痛」と思われてしまうことが少なくありません。

しかし、早期に診断して適切な治療を行うことで、痛みの軽減だけでなく背骨の変形や将来の骨折予防につながります。

また、圧迫骨折は骨粗しょう症のサインであることも少なくありません。
骨折をきっかけに骨の状態を見直し、将来の骨折予防につなげることが大切です。

「最近急に腰や背中が痛くなった」「転んでから痛みが続いている」そんな時はお気軽にご相談ください。

関連リンク

  • 骨粗しょう症について
  • 骨密度検査について
  • 当院でのリハビリテーションについて

よくあるご質問

Q
 圧迫骨折はどれくらいで治りますか?
A

一般的には2〜3か月程度で骨が固まりますが、痛みの改善には個人差があります。

Q
コルセットはどれくらい着けますか?
A

多くの場合は2〜3か月程度装着します。

Q
手術が必要になることはありますか?
A

多くは保存治療で改善しますが、特殊なケースでは手術を検討することがあります。

Q
一度骨折するとまた骨折しやすくなりますか?
A

骨粗しょう症がある場合は再骨折のリスクが高くなるため、治療が重要です。

まとめ

  • 高齢者の急な腰痛や背部痛は圧迫骨折の可能性がある
  • ぎっくり腰と間違われることも多い
  • 早期診断と適切な固定が大切
  • 圧迫骨折は骨粗しょう症のサインであることが多い
  • 骨粗しょう症治療による再骨折予防が重要

→ 「ただの腰痛かな?」と思っても、痛みが続く場合は整形外科へご相談ください。

同じカテゴリーの記事一覧